仕事に旅行にと鉄道を利用する人は多いことでしょう。
通勤に限ると、鉄道を利用している人はバスや私有車を利用している人よりもはるかに多いのではないでしょうか。
しかし、車両内や駅構内で迷惑な行為を繰り返す利用者もいることも確かです。
つい、最近も駅構内で、乗客と駅員のトラブルがメディアの話題になっていました。
乗客が落としたサイフを巡って乗客と駅員が、激しい口論となったのです。
乗客がレール上に落としたサイフを拾うために、行内に設置してある「停止ボタン」を押してしまったことが口論の始まりでした。
今回のトラブルは賛否両論あると思いますが、「鉄道における法令違反・迷惑行為」には次のようなものがあります。
犯罪・法令違反
(1)車両や施設からの備品等の窃盗、破壊、除去
(2)立ち入り禁止場所への無断侵入
(3)遮断中の踏切への侵入や進入、
(4)通過中の列車に近づく行為、置石や投擲など
(5)運転室への侵入、制服の詐取
(6)鉄道施設内へのゴミの投棄
(7)鉄道施設内にドローンを飛ばす行為
迷惑行為
(1)駆け込み乗車
(2)ホーム白線からはみ出した写真撮影
(3)走行している車両に向けてのフラッシュ撮影
(4)走行中の窓から手を出す行為、印刷物を掲げる行為
(5)車両の撮影など活動を注意、制止する駅員、鉄道警察 などとの争い
(6)車両や鉄道施設内でツバやタンを吐く行為
(7)車両や鉄道施設内で大声や叫び声を上げる行為
(8)鉄道関係の従業員など本人の承諾を得ずに写真撮影し、画像をネットで公開すること
この他にも、鉄道施設内、車両での違法な行為や迷惑行為を厳しく戒めていますが、違法行為や迷惑行為は後を絶たないのが現状です。
ルール・モラルの厳格化
鉄道施設におけるルールやモラルを厳格化することは、鉄道施設における事故の未然防止につながります。
ルール破りやモラル無視の乗客に対しては、厳然と対処するのは当然でしょう。
また、危険行為に対する識別を容易にするために、監視カメラやモニターの整備やいざという言う時に警報音が流れるような機器の設置も考えたいものです。
まとめ
今回、鉄道内で発生した乗客と駅員のトラブルは、決して特異なことではなく、全国的に見れば、いつも、どこかの駅で日常茶飯事に起きているトラブルであり、深刻な事案なのかもしれません。
しかし、その迷惑な行為でも、一歩間違えれば大事故につながる恐れのあるものです。
もしかすると今回の事案も危険で深刻な事態となっていたかもしれません。
鉄道という公共の乗り物を利用する訳ですから、最低限のルールやマナーは守りたいものですね。
併せて、迷惑行為に対する「監視の目」をさらに高めて、事故や迷惑事案の危険な因子を摘み取ることが鉄道の安定した運行につながるでしょう。
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