鉄道会社に入社したい!
当サイトをご覧になっている方なら、一度は考えたことはあると思われますが、入社するなら「適性検査の突破」は必須です。
将来の夢の中でも特に人気の電車の運転士、それになるためには駅・乗務員コースで応募して採用試験を受ける場合が多いですが、採用試験の中には必ず「適性検査」と呼ばれるものが設けられています。
今回は、鉄道会社に入社して乗務員になるために必要な「適性検査」の詳細と、突破のコツについて解説していきます。
適性検査は2種類に分かれている
駅員・乗務員として鉄道会社で働くためには、適性検査においてある一定基準をクリアしてなければいけません。
「適性検査って入社してから行うの?」
と、疑問に思う方もいるかと思いますが、ほぼ全ての鉄道会社では入社前の採用試験の段階から取り入れられています。
なぜかというと、適性を持たずに入社すると、様々な業務が出来なくなり、本人にとっても会社側にとってもアンマッチとなってしまうからです。
乗務員や駅員のホーム監視業務では、法律的に適性検査のクリアが義務付けられています。
適性検査は大きく分けて「運転適性検査」と「医学適性検査」の2種類に分けられています。
施工管理部門でも運適と医適は合格しないと、そもそも現場に出れへんで!
運転適性検査
主に列車の運転関係(駅のホーム監視、乗務員、信号関係など)に関わる検査です。
実際に業務に適性があるかを測ります。
図形問題など、鉄道会社によって内容は若干異なりますが、必ず実施されるのが「内田クレペリン検査」です。
大きな紙に数字が無作為に羅列されていて、その数字を基に足し算を行っていくというものです。
例えば、「5」と「9」の2つの数字があったとして、「5+9=14」で一の位の「4」を書きます。
この計算をひたすら続けていくのです。
その計算結果から、個人の性格パターンを分析し、運転関係に適しているかを見ます。
詳しい内田クレペリン検査の方法については、こちらからどうぞ。
このクレペリン検査に攻略方法はありません。
というのも、ネットを調べれば理想の計算パターンが載っていて、それを実際の検査で真似ることもできますが、そのような作為的なことは確実にバレてしまいます。
また、乗客の命を守る仕事なのに、偽った適性では事故を招きかねないですし、仕事についていけずリタイアしかねないでしょう。
そもそも、クレペリン検査自体がハードな内容なので、作為的なことをしている余裕もないです。
強いて言う対策としては、計算をミスなく正確に行う事ですかね。
医学適性検査
主に、身長・体重・視力・聴力・血圧・色覚など、運転関係の仕事を行う上で、身体的に適性をクリアしているかを見る検査です。
視力は基準がありますが、裸眼で悪くても眼鏡やコンタクトで矯正をしていればOKです。
最も重要なのが「色覚検査」です。
鉄道の仕事上、信号を見て「赤、緑、黄」を判別するので、色覚異常などの特徴があると入社することができません。
鉄道会社では入社後も頻繁に適性検査を受けることになる
採用試験において適性検査を突破し、最終面接にも合格すると入社となりますが、入社後も適性検査を定期的に受けることになります。
例えば、駅員から車掌に登用される段階でも基準を突破していなければ、車掌になることが出来ませんし、車掌から運転士になる時の試験はより高い基準の適性が要求されます。
JRグループでは在来線の運転士から新幹線の運転士になるために、適性検査で最も高い基準をクリアしなければならず、乗務員の花形とも言われているようです。
更に、運転士など乗務員になっても3年に1回の適性検査の受験が義務付けられています。
実際の鉄道会社の実情は厳しいものですが、乗客の命を守ることに最大限の使命をおいているので、適性検査をクリアすることは重要なのです。
適性検査をクリアするには健康管理が大切
上記で解説したように、適性検査は元々本人が持っている身体的、精神的な特性を測るものであり、「努力次第」で結果が良くなるわけでもありません。
しかし、ただ一つ対策として言えるとしたら、検査前の健康管理です。
適性検査は身体的、精神的にエネルギーを使うため、心身共に健康であることが重要です。
検査前には睡眠、食事をしっかり取るなどして、良好な体調で望みましょう。
まとめ
鉄道会社に駅・乗務員系統の職種で入社する場合、必ずと言っていいほど適性検査のクリアが必要です。
そこで、今回は適性検査の前に「自己分析」ができるアプリを探してみるとこういったものがありました↓
自己分析機能を使ってみるまずは登録して自己分析機能を使い、自分に向いているかどうか判断するのもいいかもしれませんね。
登録料などは一切かからないのでオススメです。
最後に、電車の運転士は個人の心身の特性によるものが大きいので、対策と言ったら健康管理を最も大切にすることです。
入社後も不規則な勤務が当たり前になるので、良好な体調を保つことが仕事と言っても過言ではありません。
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