みどりの窓口に置いてある毎月発刊される大きな時刻表。
「毎月あんなに大きなもの発刊する必要ある?」「列車の時間なんてスマホとかの乗車案内で調べればいいじゃん」という意見も聞かれますが、時刻表は当然ながら時刻表であると同時に読み物でもあるのです。
今回は、時刻表を読み込んでいてよかったことについていくつか紹介します。
検索で出ないルートを見付けられる(路線図編)
全国の路線図が付いている時刻表。
この路線図を見ていてよかったことは、若干の徒歩を挟んで別路線に乗り換えるという発見が出来たことです。
実際にあった例としては、乗車していた路線が強風の影響で運転の見込みが不明だった時。
見込みが分からないままただ待つのではなく、少し歩いて動いてる可能性の高い路線に乗り換えるかという選択をすることが出来たのでした。
目的地に行くのに、ぐるりと回ってこなければならない状況では時間と運賃の節約をすることもできます。
必要な部分の前後を一目で見れる(時刻表編)
これは個人の記憶力の問題もあるので一概には言えませんが、特急などの時刻をある程度覚えておくと調べなくてもサッと行動することが出来るという利点があります。
実際にあった例としては、新宿から高速バスで甲府に向かおうとしていた時がありました。
新宿のバスターミナルを出発する直前、中央道で大きな事故が発生して通行止めになり、バスの出発見込みが立たないということで、友人とバスを降りて特急で甲府に向かうことに。
私は「特急”かいじ”と”あずさ”が交互に30分間隔で出ているから、今からならこれに乗れる」とだけ言うと、そのルートに変更が決定。
バスの払い戻しを友人に頼み、私は窓口で乗車券と特急券を購入、息ぴったりだった友人は連絡もなしに私と合流してギリギリで9:00発の特急に乗れたのでした。
ルート変更決定から20分という最速で動けたのも、時刻表を読み込んでいたからなのかなぁと思った一件でした。
時刻表1冊で、駅弁情報・ホテル・乗り換え標準時間・路線ごとの独特ルールなどを知ることが出来る
かつて北海道をフリーきっぷで旅行をした時のことです。
長距離の乗車だったこともあって時間をもて余していた時に、必要な部分だけを破り取ってきた時刻表を読んでいた時に駅弁などの情報が枠の外側に小さく書かれていることを発見しました。
全くのノープランな北海道旅行だったが、これを見付けたお陰で旅行雑誌なしでも快適な旅になったのでした。
その濃密な北海道旅行については、別の機会に紹介できたらと思います。
時刻表に関して、私自身もかつては「そんなに毎月いらんだろ。駅で貰える近郊と新幹線の時刻表で十分じゃん」と思っていて、学生時代に鉄道好きの友人に言ってしまったことも。
しかし、あちこちに遠征するようになって時刻表の必要性と面白さに魅了されていったのです。
デジタルでは発見できないアナログゆえの良さというものを今では実感をしています。
このようなご時世である以前に、遠征先がほぼ固定になっていたので時刻表を読むということが減っていたのでこの文章をキッカケに、改めて時刻表を読んでみたいと思います。
毎週のように使い込んでいた時からかなり時間が経っているので、いろんな変化を見つけることができるかもしれません。
まとめ
ここまで時刻表について紹介をしてきました。
「使い方が分からない」「難しい!」という声を聞いたことがありますが、自分がよく使う路線から拡げていくと楽しさを見つけられるかも?
コメント