新幹線や在来線特急などの長距離列車の風物詩の一つといえば、流れる美しい景色を楽しみながら駅弁などの食事を楽しむことでしょう。
筆者も、長距離の移動の際には駅の売店で「どんな駅弁が旅の雰囲気に合うかな?」
と今後の旅に想像を膨らませ、買ってきた駅弁を列車内で頬張りながら移動を楽しむことが多いです。
今回は、筆者がこれまでに食べてきた中で特に印象に残っている駅弁を3つ紹介します。
もしも旅先で見つけて興味を持ってくれたなら、是非あなたも買って実際に食べてみてほしいと思います。
それでは、早速見ていきましょう!
だるまのみそかつえびヒレ重(名古屋だるま)
名古屋・愛知県の代名詞とも言える味噌かつと海老フライがご飯の上に乗っている駅弁で、付属の半熟卵を割って味噌かつや海老フライに絡めることで、より一層濃厚で深い味わいを楽しむことができます。
筆者はこの半熟卵のかかった味噌かつ・海老フライの濃厚な味に感動したことから、名古屋方面へ訪れた帰りには2回に1回くらいの頻度でこの駅弁を買っていた思い出があります。
半熟卵を駅弁のプラスチック容器で割るのは慣れるまでは少し難しいかもしれません。その場合は座席のテーブルのふちなどを使うのも手ですが、勢い余って座席を汚したりしないように注意しましょう!
米沢牛炭火焼特上カルビ弁当(松川弁当店)
日本人なら誰もが知る、山形県のブランド牛肉の一つ「米沢牛」
この米沢牛のカルビ焼肉がたっぷりとご飯に盛られ、使われているご飯も山形県を代表するお米ブランド「はえぬき」という、山形の魅力が濃縮された駅弁といえます。
かつて、仕事の関係で山形を訪れた際に、帰り道の東京駅にあった全国のご当地駅弁が販売されている売店の駅ナカ施設「グランスタ東京」の駅弁コーナーで、たまたまこの駅弁を見つけて「せっかく山形を訪れたのだから、記念に食べて帰ろう」というきっかけで知ることになりました。
実際に口にした際、肉の枚数の多さと脂の乗り具合にいい意味で驚かされたのは今でも覚えています。
また、付け合わせとしてシウマイが2つついており、こちらも肉の食感をしっかりと楽しむことが出来、大満足でした。
越前かにめし(番匠本店)
最後は北陸地方の駅弁でも屈指の人気を誇る、福井県の「越前かにめし」を紹介します。
かにの形をした容器の中に、ズワイガニのメス(せいこがに、と呼ばれることも)のかにみそが入った炊き込みご飯が入っており、その上にはズワイガニ(ベニズワイガニも一部含みます)の身がぎっしりと敷き詰められています。
筆者の親戚が福井で仕事をしていた時期に、地元に帰省する際にはいつもこの駅弁をお土産に買ってきて家族みんなで食べた思い出があります。
筆者の人生の中でも特に強い思い入れがある駅弁です。
家族で福井県を訪れて、特急列車の車内で駅弁をみんなで頬張っていました。
本当にこれは殿堂入りレベルだと思っています!
全国駅弁人気ランキングなどの企画で上位に入ることも多く、北陸地方に出向かなくても近所の百貨店・大型スーパーなどで期間限定で販売されることがあります。
もし売られている機会があれば是非、実際に買って食べてみてください!
まとめ
駅弁は日本全国、その地域ごとの名産品を活かして多種多様な商品が発売されています。
少し値段は張る傾向があるものの、各地域ならではの特徴ある食文化を手軽に楽しめる駅弁はこれからも多くの人々に愛され続けると考えています。
また、同じ食材を扱う駅弁でも商品によってその味や見た目の美しさも当然異なり、何度食べても決して飽きることのない魅力がそこにはあります。
あなたも旅の思い出に、あるいは旅のお土産に是非ご当地駅弁という選択肢を選んでみてはどうでしょうか?
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