こんにちは!テッちゃんです!
道路や歩道で目にする信号機ですが、電車や新幹線の線路にも設置されていることを知っていますか?
道路上の信号機は車やバイク、歩行者の衝突を防ぐために設置されていますが、鉄道信号はそれ以上の役割を担っています。
今回は鉄道信号について、基本的な情報を紹介します。
ぜひ、最後までご覧ください。
初心に返って基礎から解説するで〜
安全を守る「鉄道信号」の特徴
鉄道信号とは、電車や新幹線が安全に運行することを目的として設置されています。
道路の信号機との相違点は、運転手が信号を見落とした場合でも列車同士の接触や脱線を防ぐため、信号保安装置が用いられる点です。
例えば、車の運転手が赤信号を見落とし交差点に進入した場合、その車を制御できるのは車の運転手だけです。
それに対して、鉄道信号は運転手が信号を見落とした場合でも、信号保安装置の作動により、衝突や脱線を回避するよう設計されています。
この信号保安装置は複数の装置により構成されており、状況に応じてレールや踏切、車両に機能します。
鉄道事故が起きないように安全に運転するために、必要な設備が鉄道信号です。
安全を確保する「信号保安装置」の種類
鉄道信号の重要な機能である信号保安装置の中で、代表的な装置を3つ紹介します。
軌道回路
線路の定められた1区間内に対し、1列車以上の運転をさせないことを「閉そく」といいます。
これにより、列車同士の衝突や追突を防ぐことができます。
この閉そくを実現するためには、列車の位置を把握する必要があり、列車の位置を検知する機能が「軌道回路」です。
列車と地上の情報を伝送するためにも用いられています。
保安上重要な機能なため、故障時でも列車が線路にいる状態で検知するように設計されています。
自動列車停止装置(Automatic Train Stop)
提示している信号機の手前で確実に停止できるようブレーキを制御する機能を、自動列車停止装置といいます。英語表記の頭文字をとり、ATSとも呼ばれています。
列車はブレーキをかけてから停止するまで長い距離を必要とするため、停まりたい位置よりかなり前からブレーキをかける必要があります。
カーブの多い線路や、スピードが速い新幹線など信号機の確認が難しい場面で使用されてることが多いです。
列車が決められた速度より速く走行している場合や、信号無視して進入した際に作動するように設計されています。
連動装置
鉄道信号の様々な保安機能を実施し、安全に列車を運転するための機能を、連動装置といいます。
転てつ機を進行方向へ転換し進路を構成した後で、誤って勝手に動作しないよう鎖錠(さじょう)します。
その後、信号機を青色(進行)に点灯させるように指示を出します。
連動装置は鉄道信号において、最も基本的な装置の1つです。
上記3つ以外にも、様々な信号保安装置があり衝突や脱線を防ぎ、安全な鉄道の運行を支えています。
また、これらの信号保安装置には故障やトラブル時にも人命が守られるよう「フェイルセーフ」という設計手法が用いられています。
フェイルセーフとは、安全側に動作する仕組みのことです。鉄道信号では全てフェイルセーフを考慮して設計されています。
筆者の考えでは、時代の流れに伴ってこのフェイルセーフを用いてきたことで鉄道事故が少なくなってきていると考えています。
設備をフェイルセーフにすることで機械的に問題を無くし、ヒューマンエラーを減らすということにも繋がっています。
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まとめ
今回は鉄道信号の基礎について紹介しました。
列車は乗車人数も多く、荷物も多数積んでいることから事故が起きた際の被害は大きなものになります。
鉄道信号は人命を守るための多くの装置が機能し、安全な運行を支えているといえます。
他にも「鉄道信号機が取り替えられた後の話」という裏話も書いてますので参考にどうぞ。
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