三重県最大の観光名所とも名高い伊勢神宮。
東海地方に住む人が伊勢への日帰り旅を計画する場合、ほとんどの人は地下鉄や名鉄などで名古屋まで出てからの近鉄利用という経路で移動することでしょう。
しかし「日帰り旅」という観点で見ると、土休日限定で販売されているJR東海の割引切符「青空フリーパス」を使うことで、普段はまず選択肢に入らないJRの「快速みえ」も有力な経路へと変わるのです。
今回は、そんな青空フリーパスの魅力を紹介します。
名古屋近郊のJR在来線+伊勢鉄道で使える
青空フリーパスは「土休日の利用限定で、名古屋近郊のJR在来線が1日乗り放題になる」という効力を持った割引切符です。
名古屋・岐阜・豊橋などの乗り放題エリア内のJR線各駅で販売されています。
料金券の追加で、快速みえの指定席や在来線特急も利用することができます。
値段は2,620円(子供1,310円)で、この他「快速みえ」「特急(ワイドビュー)南紀」が直通運転を行う伊勢鉄道(四日市~河原田(かわらだ)~津)も同様に乗り放題となる特典がついています。
青春18きっぷなどを利用する際に発生する追加料金520円を支払う必要がないのも大きな特徴です。
さすがに近鉄特急にこそ及ばないものの料金不要の列車としてはなかなかの走りを見せてくれます。
そんな青空フリーパスは、名古屋~伊勢間で並走する近鉄と比較した場合どのくらい安くなるのでしょうか。
次のパートでは値段の比較に移っていきましょう。
名古屋~伊勢市の往復が最大で3000円安くなる!
伊勢方面への移動手段の王道である近鉄特急で名古屋~伊勢市を移動した場合、運賃は特急料金込みで片道2,810円。
往復すると5,620円とそこそこの値段になります。
ここでは一般車両のレギュラーシート(普通席)を利用するものとします。DXシートやしまかぜ特別料金などは考慮していません
一方、青空フリーパスで快速みえを利用した場合はフリー切符1枚分の2,620円で往復することができます。
近鉄特急での往復5,620円と比較するとその差はなんと3000円!
「座席がリクライニングしない(快速みえには指定席もありますが、設備は一般座席と同じです)」というデメリットはありますが、格安旅のお供としては十分すぎるほどのポテンシャルを持っていると言えるでしょう。
ちなみに、近鉄で急行などの通勤電車を利用した場合の運賃は片道1,470円、往復で2,940円。
普通運賃同士で比較した場合には最も安くなる経路ではありますが、それでも青空フリーと比較した場合は300円ほどJRの快速みえの方が安くなり、この切符のお得さが一層伝わる形になっています。
なお、平日に出発/宿泊を伴う旅の場合は青空フリーパスは利用できないため、快速みえではなく近鉄を利用した方が費用対効果が高くなります。
普通運賃で快速みえを利用する場合、値段は片道2,040円の往復4,080円。
近鉄の通勤電車とは往復の差額1,140円と大きく水をあけられる形になってしまうため、このような場合は
「往路近鉄の急行・復路近鉄特急」という形をとるなどして費用と身体的負担のバランスを取る方法がよいでしょう。
まとめ
今回は「青空フリーパスをはじめとする、名古屋~伊勢の格安移動テクニック」を紹介しました。
伊勢神宮の他にも、もう少し足を伸ばして鳥羽まで出ることで「鳥羽水族館」「ミキモト真珠島」などの
見所満載の観光名所にも訪れることができます。
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