今回は、かなりマニアックな鉄道旅行ネタをお届けしていきたいと思います。
みなさんは、鉄道旅行をする際、あるいは通勤通学でも構いませんが「駅間距離」を意識されるでしょうか?
駅間距離とは、読んで字のごとく、駅と駅の間の距離のこと。
いったい、これの何がおもしろいというのでしょうか?
ところがどっこい、これがメチャクチャおもしろいのです。
それでは、さっそく、鉄道旅行で必見の日本中のいろいろな駅間距離について調べてみました。
さっそく、ご覧ください。
日本一長い駅間距離!
さて、さっそくですが、日本で最も長い駅間距離とは、どこに存在するのでしょうか?
答えは「北海道」
やはり、日本一広い広域自治体だけに、納得という方も少なくないでしょう。
北海道といってもいろんな路線、駅があるだけに気になりますが、ずばり新幹線でした。
JR北海道新幹線・海峡線の奥津軽いまべつ駅~木古内駅間だったのです。
その距離たるや、なんと、74キロメートル!
北海道と青森県の津軽海峡をまたいでいるわけですから、そりゃ、そうなることでしょう。
それにしましても、いくら環境が環境とはいえ、ここまで開きがあるとは衝撃的ですね。
日本一短い駅間距離
一方で、逆に、日本で最も短い駅間距離とは、どこに存在するのでしょうか?
東京などの都会かと思いきや、意外にも高知県でした。
とさでん交通後免線の一条橋停留場~清和学園前停留場間だったのです。
その距離とは、たったの84メートル!
もはや、停留所が2つもある理由が想像できません。
一般の鉄道だと・・・
ちなみに、路面電車ではない一般の鉄道の場合ですと、長崎県・佐賀県の松浦鉄道西九州線の中佐世保駅~佐世保中央駅間で、たったの200メートルなのでした。
こちらもこちらで、すごい感覚としか言いようがありません。
なぜこの区間に駅がない・あるのか?~長すぎる・短すぎる新幹線駅間距離~
さて、新幹線もずいぶんと路線が増えましたが、初期の新幹線と最近の整備新幹線ですと、駅間距離が長すぎる・短すぎるという問題があります。
前者は長く、後者は短い傾向があるのでした。
たとえば、もっとも早く開業したJR東海道新幹線の場合。
なんと、新横浜駅~小田原駅間は、51キロメートル。
これは東海道新幹線では2番目に長く、間には湘南エリアがあるため、なぜこんなに長いのか不思議というものでしょう。
ちなみに、目下、両駅の中間に位置する神奈川県寒川町内に、新駅の誘致が行われているとのこと。
さぞかし不便でしょうから、一日も早く実現すればいいですね。
一方、整備新幹線の九州新幹線の場合。
なんと、新水俣駅~出水駅間は、16キロメートル。
沿線の人口は湘南エリアより格段に少ないものの、その距離は3分の1未満だったのでした。
どうしてこんなに短いのかといいますと、整備新幹線の場合、並行在来線が経営分離され、第三セクターとして存続しても、特急がなくなるため、駅を多めに作らないといけないという事情があったからです。
それにしましても、これは、一票の格差ならぬ一駅の格差ですね。
まとめ
ということで、この記事では、駅間距離が極端に短いところ、長いところを、それぞれ、取り上げてまいりました。
みなさん、駅間距離のおもしろさを理解していただけたでしょうか?
まさか、ここまで、短すぎる区間、長すぎる区間があったなんて、意外すぎましたよね?
今後、鉄道旅行をされる際には、あまり意識していなかった方は、ぜひ、駅と駅のあいだの距離が普通なのか、普通ではないのか、意識されてみてはいかがでしょうか。
きっと、ただ車両に乗車するだけではない、あらたな魅力を味わうことができるのではないかと思いますね。
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